FRESH FIELD PC ショップ よもやま雑記

BTO PC製作の舞台裏や新作パーツの情報などを綴ります。一筋縄ではいかないDOS/Vパーツの世界へようこそ!

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Corsair 600TM + CWCH100 は吸気か排気か?

こんばんは、おっちゃんです。
最近は夜も暑くなってきたので、
寝る時に布団を掛けるか掛けないか迷います。
(アキバだけにAKB48総選挙の順位が・・・というネタを書くべきなのでしょうか


今日は最近人気が高くなっている Corsair社のケース「600TM」と
同じくCorsair社の水冷クーラー「CWCH100」を組み合わせた場合、
吸気が良いのか排気が良いのか?
という問題を紹介させていただきます。
Corsair 600TM & CWCH100

600TMにCWCH100を取り付ける場合には、
ラジエーターのみをケース内側に取り付け、
ファンはメッシュ部分をケース上部スペースに取り付ける事になります。
(ちょうどケース上面の板をラジエーターとファンで挟み込む形です。)
Corsair 600TM へ組み込んだ CWCH100

※注意※
ここで、メッシュのカバーにある梁が12cmFanの2カ所と干渉するため、
・Fanの部分のネジ2つ(矢印の箇所)を外す
・梁の部分を切断する
どちらかの対処が必要です
Corsair 600TM へ CWCH100 を組み込む時の注意
ネジを外す方法は振動などを気にされる方もいると思いますが、
前側の12cmFanが隙間無くきっちりと並んでいるため、
前面のファンと残りの2カ所でしっかりと固定されます。
ですから、通常は前者のネジを2カ所取り付けない方をオススメします。

さて、この固定方法ですと、
ファンが上でラジエーターが下になるレイアウトになるので、
定石で考えれば「Fanからラジエーターへの吹きつけ & 吸気冷却」になります。
600TM Air Flow 1
ただ、図をみていただければ分かるとおり、
明らかに排気経路が不足している上に
上面吸気は暖かくなって入ってくる状態です。

---

一方、CWCH100を排気方向にすれば下図のように排気も十分確保できる上に
ケース内へは前面からの冷たい空気が入ってくるので理想形です。
ただ、CWCH100を排気にするには、ファンが吸い出し方向になり、
回転数に比べて効率が落ちてしまいます。
600TM airflow2

では決定打に欠けるなか、どちらが効率的に冷やせるのか調べてみましょう

CPUAUXMother
吸気 950rpm77-84℃70℃74℃
排気 950rpm71-78℃66℃66℃
吸気 1250rpm65-72℃61℃60℃
排気 1250rpm66-72℃60℃63℃


まず、1,250rpm程度でケースファンを回した場合ですが、
正直なところ吸気と排気にはあまり差がありません。
どちらも冷却が出来ている状態です。
次に950rpmを比較してみると大きな差があることが分かります。
邪道気味の「吸い出し設定による排気」のほうが明らかに低くなっています。
1,250rpmと比較しても少し温度が高いくらいで、
常用できる範囲に収まっています。

ちなみにファンの音は1,000rpmを下回るかどうかで
静音性が大きく変わってきますので、
1,250rpmで運用か850rpmで運用できるかは「音」の意味では大きく違います。

排気設定にしたことでデメリットは見つかりませんので、
600TM + CWCH100 に関しては
Fanが吸い出しで被る効率減を考えても排気設定が良いようです。

想像で考えるとどちらとも判断が付きづらい例はBTOでは良くあるのですが、
そういう場合には弊社では可能な限り両方のデータを採って
お客様に良い設定で出荷させていただいておりますので、
何かございましたらお気軽にご相談ください。

今回もちょうどご依頼いただいた際に、
どちらが適切か迷ったため、実験させていただきました。
ご注文者I様、調査期間をいただき、ご協力ありがとうございました。

---

最後に今回の作成したPCのスペックと写真です。
Macで製作されていたクリエイターの方なのですが、
動画のコーデックなどの多様化でWindowsのほうが汎用性が効く場面が増え、
またMacの上位機種は値段が高すぎるので、Macを残しつつ、Windows機メインに移行されるそうです。

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
あとは写真になりますので、ひとまず文章はここでお開きとさせていただきます。

また次回のブログもよろしくお願い致します。

---

CPUIntel Core i7 3960X (3.9GHz x 6 [HT:12])
CPU FANCorsair CWCH100
Memory64GB PC1600 DDR3
SSDIntel SSD 520 240GB
HDDHitachi 0S03191 2TB
HDD2Hitachi 0S03191 2TB
MotherASUStek P9X79 DELUXE
VGAELSA Quadro 4000 2GB
Soundオンボード
ドライブPionner BDR-207MBK
CaseCorsair 600TM
PowerCorsair CMPSU-850AXJP 850W
OSMicrosoft Windows7 Professinal 64bit SP1
CaptureBlack Magic Intensity Pro


600TM 外観1
シンプルな前面で飽きがこない感じです。
安全のため、Blu-ray2台がクリエイターさんっぽいですね。

600TM 外観2
側面のメッシュで吸気を行えます。
今回は水冷でメモリ周辺に風が当たらないので、
側面へ12cmFanを1つ追加し、エアフローを確保しています。

600TM 外観3
64GBのメモリ8枚は壮観ですね。
CPU FAN部分がポンプだけなので、非常にすっきりしています。
600TMは標準ですとUSB3.0が外回しですが、
内部変換ケーブルをサービスで追加し、外に回さなくて済むようにしています。

600TM 外観4
ケース上部のメッシュを取り外した状態です。
ファンを工業グレードのXinruilian製へ変更させていただいています。

600TM 外観5
裏配線です。無理をして引っ張りすぎず、かといって飛び出ないようにまとめてあります。

ご覧いただき、ありがとうございました!


2012.09.25 追記

鳩家 様からトラックバックをいただき、
なんと「吸気のほうが良い結果が出た」との事でした。

弊社構成との違いとして、
ラジエターを吸気と排気のファンで挟み込んでいるので、
もしかすると、それが結果を変えた要因の一つかもしれません。

通常 600TM へ CWCH100 を搭載すると
ケース内部は25mmファンが付けられないのですが、
そこを鳩家様は薄型のファンにすることで取り付けておられました。
その工夫が秀逸ですね。

BTOという分野は「環境によって結果が違うので、やってみないと分からない」
というのを改めて実感した出来事でした。

トラックバックありがとうございました!


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CWCH50-1(水冷クーラー)は吸気?排気? - CC800DW -

こんばんは。おっちゃんです。
記事の更新頻度が少なく、申し訳ありません、、、

でも皆さんもブログを書く際に
「こんな内容では更新しないほうが良いかな?」
「日常ネタではつまらいないかな?」
とか悩んだりしませんか?

さてさて、今日は最近人気の水冷クーラー「Corsair CWCH50-1」についてですが、
「このラジエターに付けるファンは吸気が良いのか、排気が良いのか」というお題です。

本題の前に少しばかりこのクーラーの説明を。。。
まず、冷却能力は水冷なので非常に高いです。
ほとんどの空冷クーラーを上回るほどの能力を誇ります。
また、ポンプの音も静かで、よほど静音な構成でない限り、
気にしなくても良いレベルです。
付け加えるなら、一体型でメンテナンスも必要無いため、扱いやすいです。
ただ、やはり「水」を使う宿命か、万が一、経年劣化などで水が漏ってしまった場合には、
甚大な被害を及ぼす可能性がありますので、心配な方は良い空冷クーラーをお勧めします。

と、水冷のメリットとデメリットをお話したところで、本題を・・・
実は、水冷クーラー「Corsair CWCH50-1」によるとラジエターに取り付けるファンは
吸気の方向で図説されています。
おそらくケース外から取り込んだ低温な空気でラジエターを効率良く冷やす意図が
あるのでしょうが、その場合にはケース内に温まった空気が入る事になるので、
ケース内の冷却から考えると微妙です。
そこで今回は敢えて排気重視のケースを選択し、
ラジエター部分は吸気でも大丈夫か試してみました。

ケースは「Corsair CC800DW」を使ったのですが、
下の図のように「上面12cm x 3・背面12cm x 1」と排気相当のファンが
多いのに対し、吸気は下部にある14cm x 1のファン1つなので吸気が少なめです。
ここで背面12cm x 1の部分にラジエターを取り付け、
吸気と排気で温度を測定してみました。

Corsair CC800DW と CWCH50-1 で組んだPC内部1

OCCTという負荷ツールで100%負荷を掛けた結果を吸気と排気で比較してみます。
ファンの回転数を「800rpm/1,200rpm/1,500rpm」でそれぞれ測定しています。

 800rpm1200rpm1500rpm
吸気
54℃
50℃
48℃
排気
63℃
55℃
52℃


どの回転数でも吸気が圧勝していますね。
しかも800rpmの低回転では排気とかなりの差が開いています。
回転数が少なくなるとケース内の圧力(=吸気が強いか排気が強いか)が
大きく影響されるようなので、適した方向と逆を付けると
かなりのマイナスになってしまうようです。

某有名掲示板でもAntec P183など吸気が弱いケース取り付ける際には
ラジエター部分を吸気にしたほうが良い結果も出ているようなので、
「排気が強く吸気が弱いケース」には「吸気」
「排気がそれほど強くなく、吸気が強い(=メッシュ部分が多い)ケース」は「排気」
という一般的なケースファンの取り付けを踏襲すれば良いようです。

ただ、CPU付近で吸気を行うと、
ケース前面からの空気の流れが弱まる可能性がありますので、
HDDやビデオカードの温度も総合的に測り、
全体として良い方を選択したほうがPCにとっては良いでしょう。

今回のように極端に排気が強いケースは「CPU部で吸気をするのもアリ」というのが
分かっただけでも面白い結果だったように思います。

ちなみに正直に白状しますと、これほど細かいデータを採ったのは
お客様からPCをご注文いただいた際にどちらが良いか気になってしまい、
事前に理由を説明した上でお時間をいただき、両方の構成を試したからなんです、、、
この場をお借りしてお待ちいただいたお客様へお礼申し上げます。
Oさん、ありがとうございました!
(※その分、ベストな状態で出荷できたと自負しております。
↑おいおい、待たせておいて良く言うよ

と、自分で突っ込んだところで
今回もお後がよろしいようで・・・
お付き合い、お疲れさまでした。

ちなみに今回の詳細データとPC構成は下記の通りです。

■構成
CPU Corei7 980X
MEM G.Skill 6GB PC1333 (2GB x 3)
HDD Intel X25-M 80GB
Mother ASUStek P6X58D-E
VGA Sapphire Radeon HD 5870 1GB
Case Corsair CC800DW
Power Corsair CMPSU-850HXJP

■外観
PCを光らせたい!というお客様の要望に応えるべく、
メモリ用ファンも12cmでBlueLEDにしてみました!

Corsair CC800DW BTO PC 作例 水冷クーラー CWCH50-1 その1
Corsair CC800DW BTO PC 作例 水冷クーラー CWCH50-1 その3
Corsair CC800DW BTO PC 作例 水冷クーラー CWCH50-1 その2

■背面ラジエターを排気にした場合(800rpm)
CWCH50-1 排気 800rpm

■背面ラジエターを吸気にした場合(800rpm)
CWCH50-1 吸気 800rpm

■背面ラジエターを排気にした場合(1200rpm)
CWCH50-1 排気 1200rpm

■背面ラジエターを吸気にした場合(1200rpm)
CWCH50-1 吸気 1200rpm

■背面ラジエターを排気にした場合(1500rpm)
CWCH50-1 排気 1500rpm

■背面ラジエターを吸気にした場合(1500rpm)
CWCH50-1 吸気 1500rpm


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