FRESH FIELD PC ショップ よもやま雑記

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Intel SSD の寿命を実際のテストケースから算出する方法

皆さん、こんばんは
先日、Intel社主催のSSD勉強会に行って来たのですが・・・
さすが勉強会!マニアックなSmart値計算が披露されましたので、
早速記事にしてみました。

さて、本日のお題は
「S.M.A.R.T 情報を使って Intel SSD の寿命を計算!」
というものです。
しかも、下記のような普通の寿命ではなく、
「2~3日間、実運用してみて、その使い方でどのくらい寿命があるか?」
という上級編です。

Intel Tool Box 寿命チェック




Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology の頭文字で・・・
なんて面倒な話は 「S.M.A.R.T の Wikiページ」 を見ていただくとして、
簡単に言うと、
「故障のきざしを見つけるためにHDDやSSD自身が記録している値」
のことです。

その中で、Intel SSD X18/X25-M G2 / 320 / 520 / 710 シリーズには
使用状況に合わせた寿命を測定できる3つの値が独自に用意されています。

項目詳細
E2 : Timed Workload
Media Wear
E4で計測された時間にSSDがどれだけ消耗したか
E3 : Timed Workload
Host Read/Write Ratio
E4で計測された時間に行われた読込と書込の比率
(例:80なら80%が読み込み)
E4 : Timed Workload TimerE2組み合わせて計算するための時間経過を示し、
E2/E3/E4同時にリセットができる。

ここで実環境を計測するためにE2,E3,E4の値をリセットしていきます。
リセットは「smartmontools」というソフトを使ってATAコマンドにて行います。


下記サイトよりsmartmontoolsをダウンロードをしてください。
smartmontools

smartmontools download 解説 1
Download Instructionsをクリック。

smartmontools download 解説 2
ページを下にスクロールし、Windowsの欄からダウンロード。

smartmontools download 解説 3
インストーラーをダウンロードします。

ダウンロード後、インストールしてください。


インストールした「Smartmontools」を使ってsmart値をリセットします。
まず、
すべてのプログラム → smartmontools → smartctl(Admin CMD)
を起動します。

smartctl smart 情報表示1

次にリセットする前のSSDのS.M.A.R.T値を確認してみます。
(c:\ はドライブレターですので、環境に置き換えてお試しください。)
smartctl -a c:\

smartctl smart 情報表示2
スクロールで少し戻すと 226 - 228 の表示があり、これが E2 -E4 にあたります。

では、S.M.A.R.T値のリセットをします。
smartctl -t vendor,0x40 c:\

smartctl smart 情報表示4
成功すると上記画面のように「 0x40 successful 」と表示されます。

リセットが成功すると E2-E4 の値は 一旦 65535 になります。
そして1時間経つと本当のリセットで 0(ゼロ) になります。
(リセットが連続で掛かることを防いでいるのかもしれません。)

先ほどと同じコマンドでリセットが行われているか確認してみましょう。
smartctl -a c:\

smartctl smart 情報表示3

Intel Tool Box からも同様に確認できます。
smartctl smart 情報表示5


ここまで長くなりましたが、いよいよ寿命の計算です。
リセットが完了してからは2~3日間の実運用を行うとE2-E4の値が計測されます。

Intel SSD Smart 計算 E2/E3/E4

ここで計算式です。

(E4×1024)÷(E2×5256) = 寿命年数

詳しい解説ですが、
E2は消耗度を表していて、E2÷1024で消耗率が出ます。
その消耗率はE4で計測された時間あたりなので、
(E2÷1024)÷E4 =「1分あたりの消耗率」となります。

100%になる時間を 100÷「1分あたりの消耗率」で計算し、
それを年に直します。年に直すには 60 x 24 x 365 で割ります。

その式を整理すると(100×1024×E4) ÷ (E2×525600) なので、
冒頭の式にたどり着きます。

今回の値ですと、E2 = 1 / E4 = 1058 なので
1058 × 1024 ÷ 5256 = 約206年になります。

E3は直接計算には関係してきませんが、
読み書きの割合が分かりますので、
読み込みの割合が多いほどSSDに適していると判断できます。

今回のやり方は手順が多いので少し大変かもしれません、
「本当はSSDにしたいけど、寿命が心配だからどうしよう・・・」
という案件で迷った場合に自信をもってSSDが選択できる
(もしくは自信を持ってHDDにする)
決断が出来るのは大きいと思います。

ここまで長い内容にお付き合いいただき、ありがとうございました。

ご不明な点がありましたらお気軽にご相談ください

番外
下記の有名なフリーソフトで
Smart値を見たり監視することも出来ますので、
興味がある方はお試しください。
CrystalDiskInfo




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テーマ:PCパーツ - ジャンル:コンピュータ

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